設定資料集(シリーズバイブル)テンプレート
キャラクター・世界観・ルールを一度だけ作り、第1作と第2作で同じものを共有——続編で前作を裏切らない。
このテンプレートをオンラインで使う設定資料集(シリーズバイブル)とは、シリーズ全体で共有するキャラクター・世界観・ルールを「一つ」の総合シートにまとめたものです。続編が崩れる一番よくあるパターンは、第2作が第1作で決めた設定をこっそり変えてしまうこと——ヒロインの故郷が海辺から山へ、ある能力のルールがいつの間にか緩む、といった具合です。このテンプレートなら、すべての作品が同じ源を参照し、各項目を「共有/本作で追加/本作で上書き」と明確にタグ付けでき、オンラインで使えば作品をまたいでキャラクターや設定を自動で引き出せます。
テンプレートプレビュー
設定資料集の項目記入例
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| 設定項目 | 蘇晚の故郷 |
| 種類 | 場所/キャラクター背景 |
| 内容 | 海辺の漁村「潮汐鎮」。幼い頃から海の音を聞いて育った |
| 初出の作品 | 第1作『霧隠城』第3章 |
| 作品間ステータス | 共有(シリーズ全体で統一・変更不可) |
| 備考 | 第2作で誤って山村に変更→修正済み。今後は触らないこと |
このテンプレートの書き方
設定資料集は特定の一作のためではなく、「シリーズ全体」のためのものです——すべての作品が共有する唯一の真実の源です。第2作、第3作を書くころには、第1作の記憶が思っている以上に曖昧になっていることに気づくはず。共有のバイブルがあれば、数十万字を読み返さなくても、その場でさっと確認できます。
最も重要な欄が「作品間ステータス」で、各設定を三種類に分けます。「共有」はシリーズ全体で統一され、どの作品もこっそり変えてはいけない鉄則(主人公の出自や、世界の中核ルールなど)。「本作で追加」はこの作品で初めて登場する人・物・事。「本作で上書き」はある作品が意図的に書き換えた局所的な設定(例えば外伝でのキャラクターの別の呼び名)——意図的な変更はかまいませんが、必ずタグを付けて、「うっかり間違えた」と混同しないようにします。
「初出の作品」欄は些細に見えて、自分の前作を考証するための索引です。「彼女は海の音を聞いて育った」という設定がどの作品のどの章で決まったのか分からないとき、この欄が一瞬で源へ連れ戻してくれます。一冊まるごとめくってその一文を探す必要はありません。
記入は一度に埋めきる必要はありません。まず「共有」層の中核設定(主人公・世界のルール・重要な場所)を立ち上げ、各作品をそこに向けます。あとは書きながら育てていけばOK。大切なのは、シリーズ全体で設定の源が一つだけで、各作品がそれぞれ別に持って互いに矛盾する状態にしないことです。
4ステップでテンプレート完成
一つのバイブルに集約
シリーズ全体で共有するキャラクター・世界観・ルールを同じ総合シートにまとめ、各作品がそれぞれ持つのではなく、そのシートを指すようにします。
初出の出典をタグ付け
各設定について、それが最初にどの作品のどの章で登場したかを記録しておけば、あとで前作を考証するときに参照できる索引になります。
作品間ステータスをタグ付け
各設定に共有・本作で追加・本作で上書きのタグを付け——どれがシリーズ全体で変更禁止か、どれがこの作品で意図的に書き換えたものかを区別します。
続編は引用のみ、書き写さない
新しい作品を書くときはバイブルの設定を直接引用し、書き写しはしません。変えたいときは源に戻って変更すれば、変更が可視化されます。
