TRPGキャラシート 設定テンプレート
能力値のあとに埋める、「その探索者・PCが何者か」の欄
このテンプレートをオンラインで使う能力値を振り終わっても、そのキャラはまだ空っぽです。なぜその依頼を受けたのか、何を一番怖がっているのか、どのNPCと因縁があるのか——卓の当日に迷わず演じられるかどうかは、そちら側で決まります。KP/GMがシナリオのフックを仕込むのも、たいていそこです。このテンプレートは、数値作成ツールでは埋まらない物語側の項目を一覧にしたものです。卓の前に一度埋めておけば、三回目のセッションでも「この探索者は誰だったか」を思い出せます。継続して複数のシナリオに参加するときにも、そのまま持ち越せます。
テンプレートプレビュー
TRPGキャラクター 物語側の項目一覧
| 項目 | 記入例 |
|---|---|
| キャラクター名/通称 | 桐生 澪(仲間内では「澪さん」) |
| 職業/立場 | 古書店主(CoC・現代日本)/レンジャー(D&D) |
| 年齢・性別・出身 | 34/女/地方都市から上京 |
| 外見の特徴 | 右手首に古い火傷の痕。夏でも長袖で隠している |
| 性格と行動原則 | まず確かめてから動く。子どもには嘘をつかない |
| 背景(バックストーリー) | 三年前の火事のあと、祖父の店を継いだ |
| 今回の動機 | 常連だった女子高生が来なくなった理由を知りたい |
| 得意なこと/苦手なこと | 古い文字の判読は得意。電子機器と人混みが苦手 |
| 所持品 | 祖父の万年筆、使い古したルーペ、しけった煙草 |
| 人間関係 | 質屋の店主に返しきれない借りがある。警察はあまり信用していない |
このテンプレートの書き方
数値作成のあとに、この一枚を足す。能力値や技能値の割り振りに集中していると、「どんな人物なのか」の部分が薄いまま卓に出ることになりがちです。作成ツールで数値を固めたあと、このシートで人物像の解像度を上げておくと、セッション中の判断に迷いません。
「苦手なこと」のほうが役に立つ。得意なことはたいてい技能欄にもう書いてあります。キャラが立ってくるのは、できないことのほうです。火が怖い、泳げない、機械に弱い——KP/GMが使いやすいフックであり、演じるときの取っかかりにもなります。
人間関係には「まだ終わっていないこと」を書く。「友人」と書いても使えません。「命を助けられて、まだ返せていない」と書けば使えます。シナリオ側でハンドアウト(HO)が配られている場合は、指定された設定を掘り下げる方向で使ってください。独自の重い因縁を持ち込む場合は、卓の前にKP/GMへ共有して、導入に組み込めるか相談するのが安全です。
4ステップでテンプレート完成
まず立場を決める
職業・出身・年齢で、その事件に自然に関われる立ち位置かどうかが決まります。KP/GMが手がかりを渡しやすい相手かどうかも、ここで決まります。
実際に起きた出来事をひとつ書く
「性格は内向的」ではなく「三年前の火事のあと、祖父の店を継いだ」。具体的な出来事のほうが、形容詞より百倍使えます。
現在進行形の目的をひとつ
今回なぜここにいるのか。これがないと、初回は「みんなについていく」だけで終わりがちです。
まだ終わっていない関係をふたつ足す
助けてくれる相手と、面倒を持ち込む相手。この2人がいるだけで、話が動き出します。
